【応援隊長の取材後記】大雨にも負けず。農家として奮闘する島原の25歳

採れたてのキュウリ!
収穫したばかりだとイボがこんなにも鋭いんですね。
みずみずしくて、とってもおいしかったです。

このキュウリを育てているのが、島原市で農業を営む梶山敬文さん(25)
8月31日のKTNマルっとで紹介しました。
敬文さんが19歳で両親から農家を継いで6年目になりました。
ことしのキュウリの出来は上々。順調に育っていた矢先、長く続いた大雨が畑を襲いました。

雨があがって再び梶山さんのもとを訪れました。
種をまいたばかりのニンジン畑には、雨水が流れた跡がくっきりと残っていました。

よく見ると、小さな小さな芽がありました。雨に流されてしまったものもありました。
悲しそうに芽を見つめる梶山さんの表情が忘れられませんでした。

番組内では、途方に暮れた敬文さんの表情までをお伝えしていましたが、実は取材の10日後・・・。

梶山さんから送られてきたのは、元気に育っているニンジンの芽の写真でした。
生き残ったニンジンたちが雨にも負けずに力強く成長していました!

天候に大きく左右される農業。
梶山さんは、めげずに前向きに奮闘しています。
「魅せる農業」をテーマに掲げ、農家としての苦労や喜びを日々SNSに掲載するなどしています。

取材の後には、素敵なご家族にキュウリ料理をいただきました。

こちらは、キュウリとタコのピリ辛あえ。
ほかにも、柚子胡椒漬けやわさび漬けなどをいただき、どれもすごくおいしかったです!

困難が多くても、めげずに出来ることを。
めげない強さを感じました。大変な分、得られる感動も大きい素敵な仕事だと思います。
梶山さんを通して、農家の魅力を知りました。
そして、これからは今まで以上に感謝の気持ちをもって野菜を大切にいただこうと思いました。

番組で放送した内容はこちらをご覧ください

この記事を書いた人

中村葉月

KTNアナウンサー。2020年入社。
つい先日まで学生だった私が、未来ダイバーの応援隊長として、長崎の若者たちの様々な取り組みを同じ目線で取材します。